インデックス投資と英国生活の思い出

40代の会社員が資産運用と英国生活の思い出を綴ります。

資産運用のきっかけ

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現在は多くの人が採用しているインデックスファンドを主要投資先として運用しています。

 

理由は人口に膾炙している通りで、以下が主な理由になります。

 

  • 個別株の銘柄分析や価格の上下に一喜一憂しなくてすむ
  • 十分に分散が効いている
  • 長期的利回りが(少なくとも過去は)優秀
  • 投資信託であれば低率又は定額での売却可能

 

ネット上で、専門家や多額の運用をしている方のご意見を目にするにつけ、なぜもっと早くこの結論に達しなかったのだろう、と思う時もあります。今回はこの方針に辿り着くまでの資産運用遍歴のダイジェスト版を、自戒を込めて記載します。

 

自身の経験上、学生時代から2010年代半ばまで、金融資産の運用で増えたという実績が、子供の頃にもらったお年玉を郵便局の10年物の定期預金しかありませんでした。

 

言い訳のように聞こえてしまうのは本意ではないのですが、自分が経験した経済状況を簡単に整理すると以下のようになると思います。

 

小学生  :1980年代=バブル(郵便局に10年間定期で預けると2倍なった頃)

中、高校生:1990年代=単なる不景気(能天気に遊びほうけていた頃)

大学生  :1990年代後半=そこそこ(但し、運用するほどの原資がなかった頃)

会社員  :2000年代前半=いざなぎ景気からのリーマンショック確定拠出年金に参加した頃)

      2010年代=アベノミクス(但し、駐在のため非居住者)

 

2005年くらいに職場で確定拠出年金が導入された時、今思えば先進国株式のインデックスファンドを買っておけば良かったのですが、掛け金が小さかったせいか十分な調査もせず、アクティブとパッシブの確認もしないまま、規律なく色々な資産クラスのファンドを買っていました。

 

更に2007年のリーマンショック以前から運用成績がマイナスだったこともあり、確定拠出年金は頭の片隅にさえなく、年に一度送付される運用成績の封さえ切っていませんでした。また、資産運用関係を発信するブログはこの頃はなかったのではないでしょうか?

 

こうしてマネーリテラシーが低い(というかゼロ)のまま30代の後半戦に突入したわけですが、嬉しいことに2010年代半ばの駐在期間中に知らないうちに確定拠出年金はプラスに転じていました。そして同じような時期にNISAやIDECOなどの情報やWealthnavi等の新規資産運用サービスの情報や実際に運用している方の実績を見て、焦りを感じました。

 

大した金額の現金を持っていたわけではありませんが、早く自分も運用をしてみたいと焦燥感を募らせながら、2010年代の後半に帰国し、その後遅ればせながら、米国株とインデックスファンドの積み立て投資を開始しました。

 

幸いなことに最近まで(現在も、でしょうか?)先進国の株式市場は堅調で、個別株にも相応の含み益が乗っていますが、インデックスファンドよりも多くのリスクをとっているのに利回りで及んでいません。

 

私の能力によるところが大きいと思いますが、市場の動向を気にしながら先を読んだとしても大した成績を残せないなら、いっそ市場平均でと思い、課税の痛みに耐えつつ個別株の処分を続けながら、米国と先進国株式のインデックスファンドへ乗り換えているところです。