2. 昼休み
昼休みに休憩した方が午後の仕事が捗るかもしれませんが、英語に不安がある状態では、(少なくとも当方の場合は)心休まるものも休まりません。そのような状態から可能な限り早く脱却するために昼休みも英語の学習に充てることに決めました。
昼休みは時間が決まっているため学習時間を延長することはできません。そこで、ネットで検索して最も良さそうなESLポッドキャストを使用することにしました。ESLポッドキャストの特徴は以下の通りです。
- 英語が母国語ではない人向けで特定の場面設定における会話形式
- 最初は非常にゆっくり喋ってくれる
- その後、一文毎に解説が付される
- 最後に通常の早さで会話がなされる
- スクリプト及び単語と語句の解説がある
会話そのものが短いため時間延長できない状況に合致し、特定の場面設定はほぼ日常で起こりうる状況なので、大変勉強になります。良く英語の能力を示す際に、ビジネスレベル>日常会話レベルというような書類を見ますが、当方の経験上は日常会話の方が圧倒的に難しいです。
理由は単純で、英語圏において英語で日常生活を送ったことがないからで、母国語の日本語では簡単に表現できることが、英語では表現できないことが起こりうるのです。例えば、イギリスでDetached House(一戸建て)に住むと庭師に庭木の手入れを依頼しなければなりません。そこで、この木の枝を剪定してください、とお願いする際に、pruneという動詞を使いますが、受験英語で出会った記憶が正直ありません。
さて、前置きが長くなりましたが、昼休みの訓練を以下に記します。これが最もしんどい部分です。
- ゆっくりとした会話を聞き、一文ずつ紙面に書き起こす(当然、会話を停止しては再生するを繰り返すことになります)
- その後、スクリプトと比較し、聞き間違えた又は聞き取れなかったところを赤で書き入れます
- 知らない単語と表現をAnkiに入力します。
- 最後に通常速度の会話を、スクリプトを参照しながら、特に自分が知らない単語と表現が聞き取れるようになるまで、繰り返し聞きます
特に最後の部分では、スクリプトのように聞こえなくても、聞き取れている気分になるまで聞くのが重要です。少々、精神論が入っているように聞こえるかもしれませんが、この反復練習こそが自分の脳が認識しない音声を認識させるための訓練になると自分は考えています。
この練習の効能としては、朝の訓練とほぼ一緒です。一度試して直ぐに分かりましたが、書き取りはホントにしんどいです。筋力や持久力を鍛える練習はどれもきついですが、効果は暫くしてからあらわれます。しんどい練習というのは効果があることの裏返しだと思って継続することが大切だと思います。
次回は、通勤中(復路)の練習についてお話ししたいと思います。