ここまで読み進めて頂き、一度も実際に喋ってないのでは?と疑問に思った方もいらっしゃると思います。ご指摘の通りです。但し、通勤中や昼休みにSpeakingの練習をすることはお薦めしません。
変わり者の多く、車両音の大きいロンドンの地下鉄の中であっても、独り言を言えば、周囲の人から怪訝そうな顔で見られ、そして(満員電車を除き)一定の距離を取られます(要するに変な人かもしれないと思われるということですね)。
帰宅後は、育児を含む家事、テレビ、Youtubeや風呂上がりのビールなどたくさんの誘惑がありますが、ここは1時間の辛抱と割り切り、Speakingの時間に充てます。しかし、家に英語で話をする相手がいるわけではないので、Shadowingを使います。
教材としてはVoice of Americaからスクリプトがあり比較的短いものを選びました。Voice of Americaを選んだ理由は以下の通りです。
- 話す速度が遅い
- アメリカ英語
自分は英語を早く話せないので、なるべく遅く喋ってくれたほうがShadowingしやすいです。次に喋る内容を聞きながら口を動かさなければならないので、あまり早く話されると、内容を聞き取れないため、何度も途中でポッドキャストを止めなければなりません。
また、聞き取れても喋り切る前に次を聞き取らねばならなくなれば、結局ついていけず、ポッドキャストを一時停止しなければなりません。この作業が多ければ多いほど嫌になり、継続しづらくなると思います。
私が実践した方法は以下の通りです。
- Voice of Americaで短いスクリプト付きの題材を選ぶ
- イヤホンで聞きながら、聞こえてきた通りに喋る(間違ってもつっかえても気にしない)
- スクリプトを読み、間違えたところとつっかえたところを三回発声
- 2と3を3回繰り返す
- 次の題材に移り、1時間経過するまで辛抱する
ビールを我慢しているので、昼休みの書き取りと同じくらいしんどいですが、英語を話すのが苦手という人には効果があるのではないかと思います。
次回は、これまでの練習で培った英語力をどのような場面で試していたかお話ししたいと思います。